■打楽器■ ~ 小さな楽器たち ~


■カスタネット ■

カスタネット

■カスタネット■

カスタネットは、木製の打楽器で、体鳴楽器に分類される。スペインで発達した楽器であり、スペインの民族音楽に欠かせず、スペインの舞踊フラメンコなどに用いられる。音がしやすく丈夫。 教育用楽器として、また幼児のおもちゃとしてよく見られる赤色と青色の板(一方の板には突起がついている)をゴムひもでくくったものはミハルスといい、日本の舞踊家千葉みはるがカスタネットをもとに考案したものである。赤と青は男子が青、女子が赤、男女共同で使えるため。カスタネットの語源はスペイン語で『栗』を表す『カスターニャ』(castaña)という単語。ギリシャでは栗の木で作っていたからとも、形が栗の実に似ているからとも言われている。手のひらに納まるくらいの丸い貝型の木片を2枚合わせ、これを打ち合わせることによって音を出す楽器である。木片の打ち合わせる側はほぼ平らで、中央にくぼみがある。端にひもを通して蝶番とし、このひもに指を通して楽器を保持したり2枚の開き具合を調整したりする。材質は、高級なものでは黒檀、ローズウッドを用いる。このほかにプラスチック製(教育用楽器など)や金属製(サン・サーンスのオペラ『サムソンとデリラ』など)のカスタネットもある。

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