. ・ 。 . ・*. ・ . ☆ 。 ・ . みずがめ座 . ・ 。 * . . ・ . ☆ 。 ・ .

この水瓶を担いでいる人物は、小アジアの西北部にあったトローヤの少年のガニメーデで、体が金色に輝いていたといいます。 ある日、小山の上で父の羊の番をしていると、不意に真っ黒な雲が太陽を隠し、雷鳴が聞こえ、雷光が2・3度光ったと思ううち、大きな黒ワシが一羽、どこからともなく舞い下りてきて、ガニメーデをつかんで飛び去りました。父のトロースは近くの畑に居たので、それを見るなり、大声で叫んだり、手当たり次第に、石や木などを投げつけましたが、見る見るワシは遥か彼方に飛び去ってしまいました。トロースは途方に暮れながら家に戻り、妻に一部始終を話すと、共に悲しみに沈んでいました。それから二、三日たって、トロースの家に、見たことの無い若者が訪ねてきました。帽子には2枚の羽がひらひらと動いていて、手にしている棒には、ヘビが巻きついていました。 そして「ガニメーデのことは心配無用だ。あの子供は大変美しいので、大神がほしがって、黒ワシを使いによこしたのだ。大神がいらっしゃるオリンポス宮殿では、日ごとに酒盛りが開かれていて、アポローンが琴を弾き、音楽の女神が舞いをまい。神々はルビー色の神酒を金の杯でお飲みになるが、ガニメーデはそのお酌の役を勤めているのだ。そして、永遠に歳を取ることもないし、死ぬことも無いのだ」こう言うと若者は外に出て、たちまち空に飛び上がるとわしの飛び去った方角と同じ方に、姿を消してしまいました。 トロースは、「あれは神々の伝令神ヘルメース様だ」といって、それまでの悲しみの涙は、喜びの涙に変わりました。











